2012年08月26日

ベイトタックルキャスティング ~プラクティス編

いよいよ夜半過ぎから台風本格的に接近しますね~沖縄本島

瞬間最大風速70mって・・・・・・もしかして人も浮くのではないでしょうか。

なんとか無事に乗り切りたいものですね~。


本日二回目のアップです(^_^ゞ

ずっと家にいて、ご飯ばかり食べています沖縄そば


今回は先週からハマっているベイトタックルのキャスティングの練習について書き

たいと思います。


最近は仕事が終わり、自由な時間があると釣りに行かずに自宅に戻り、家の前で

ベイトタックルをキャストする日々を送ってます。

気が付くと先週一度も魚釣りに出掛けてません(^^;)

本末転倒ですが、それ位ベイトロッドのキャスティングは奥が深く楽しいのです(^_^)


先週寄宮で アブガルシア アンバサダー REVO LT-LH を購入。

ロッドは海ランドで スミス Bエリアファン を購入しました。


やっとタックルが揃ったので、ほぼ毎日キャストの練習と、私のキャストスタイル

と相性の良いラインの選択をやっています。

REVO LTを購入した際に、フロロの10lbラインを巻いて貰ってあったので、まずは

バックラッシュさせずに投げる練習から始めました。


まずキャストする前に、投げたいルアーを付けて、ラインを開放した際にゆっくり

とルアーが落ちてくるように、メカニカルブレーキを調整します。

併せてマグネットブレーキも調整が必要ですが、キャストしないと調整が出来ない

ので、取りあえずMAXに効くようにして少しづつ弱めていって、ベストな効き具合

を投げながら調整していきます。


ベイトとスピニングの投げ方の違いについてですが、ベイトリールは、スピニングの

ように腕の振りで振り抜いてキャストスピードをつける投げ方をすると、バックラッシュ

します。


ベイトリールは、キャストした際にルアーがラインを引っ張っていくライン放出の速度

と、スプールの回転速度がイコールではありません。


そこがスプールが回転しないスピニングとの大きな違いであり、ベイトを投げる際の

一番最初に理解して、克服しないといけない壁になります。


ルアーをキャストすると、ルアーに引っ張られてラインが放出され、それと併せてス

プールも回転を始めます。


そこはルアーのキャストの後、引っ張られる形でライン放出とスプールが回転するの

で問題はありません。


しかしキャストされたルアーは、ずっと同じ速度で飛び続けるのではなく、空気の抵抗

やルアーに結ばれたラインを引っ張り続ける事で受ける抵抗、また風等により、段々

失速していって、最終的に水面に落下します。


その際、ルアーの失速によりラインを引っ張る力が落ちてくるので、ラインの放出量も落

ちてきます。

しかし、スプールは空気抵抗やラインを引っ張る力等の抵抗を受けないので、スプールの

回転数はルアーの失速の速度とリンクせず、キャストしている途中でルアーが引き出す

ラインの量よりもスプールの回転により放出されるラインの量が多くなってしまい、スプール

にきっちり巻かれていたラインが放出されずに溜まってしまいます。


これがバックラッシュの原因となります。

最初はこれが理解できずに、スピニングと同じように初速を上げれば飛距離が出ると思って

ました。(^_^ゞ

しかし、そういった投げ方をしてしまうと勢いが付き過ぎて、スプールの回転を思いっきり上

げてしまい、ルアーの失速するスピードとスプールの回転速度に大きな差がすぐに出てしま

い、結果バックラッシュとなりますぐすん



それを防ぐには、腕の力で投げて初速を上げるのではなく、ロッドのしなりと反発力を利用し、

慣性を利用して投げるようにします。

すると、ルアーの放出速度とスプールの回転速度の差が小さくなり、コントロールし易くなり

ます。


それに気付けば、第一関門突破です(^^)/

ロッドのしなり具合を掴めたら、手首の返し(スナップ)を効かせると、更に飛距離が伸びます。

ただ、劇的に伸びる訳ではなく、ブレも生じ易いので、最初はロッドのしなりのみを利用して、

自分の正面に真っ直ぐルアーが飛ぶように練習を始めた方がいいと感じました。


次はキャストする際に、ロッドのしなりを感じて、ラインを抑えている親指を離して、ラインを放出

するタイミングを掴む練習を重ねます。

そのタイミングを掴めたら、何度もキャストしてマグネットブレーキやメカニカルブレーキを弱めたり

強めたりして、自分のキャストスピードと、スプールの回転速度が上手く親指で調整出来るように

していきます。


書くとこれだけですが、実際キャストするとリールのフィーリングに慣れるまでは、自分の感覚が付

いて行かずに何度もバックラッシュの壁にぶつかります。


バックラッシュした際のラインの直し方ですが、スプールをフリーにした状態で、ゆっくりラインを引き

出して行きます。

その際にライン同士が絡まって、出てこない事が多々ありますガ-ン

その際はチョット強めに引っ張ってみます。

深刻なバックラッシュでなければ、ラインはちょっと引っ掛かった後、また引き出せるようになります。

それでも引き出せず、ラインがごっそり絡んでいる場合は、スプールの中で絡んでいるラインをスプ

ールの外に引き出します。

何度かラインをスプールから引き出したり、レベルワインダーから引っ張ったりしているうちにほつれ

が直り、また引っ張り出せるようになります。

何度も根気よく引っ張りある程度ラインを出したら、親指でラインを抑えてラインを勢い良くレベルワイ

ンダーから引っ張り出します。

親指に引っ掛かりが感じられなくなり、スムーズにラインが出るまではラインを出します。

その後はテンションを掛けながら巻き取っていきます。

これでバックラッシュはほぼ解消できます。

スプールにテンションが掛からずに巻き込まれたラインが残っていた場合、キャスト時にがっつりライン

が絡まってしまい、切るしかなくなる場合もあるので、ラインテンションは気をつけなければいけません。


これを踏まえてキャスト練習に励むと、ほぼラインを失わずに練習が出来ます。

慣れてくると、キャストしたルアーが引っ張るラインの放出量と、スプールから出て行こうとするライン

の量に差が生じて来て、スプールが空回りしてラインが膨らんで来るのが、軽く当てている親指の腹

に伝わって来ます。


そこでゆっくり親指をスプールに当てて(サミング)いき、スプールの回転スピードを調整します。

ルアーが着水する寸前に親指でスプールを押さえて、ラインの放出を止めます。

これにより糸フケが出ないので、ラインメンディングせずに、すぐルアーを操作する事が出来ます。

これもベイトリールのメリットですピース


何度もキャストしていると、段々コツが掴めて来て、バックラッシュする予兆(ラインが膨らんで、

スプールから浮いてくる感覚)が掴めてくるようになります。

ラインが膨らんで来たら、サミングでスプールの回転量を落として、ルアーの飛行速度に合わ

せていくとラインの膨らみが無くなり、バックラッシュせずに着水させる事が出来ます。

慣れてくると、サミングもじわっと効かせたり、ゆっくり押し当ててラインの膨らみを調整したり

出来るようになってきました。


ある程度キャストに慣れてきたら、次にラインの選定です。

最初に巻いたのはフロロの10lbでした。

特にこれで投げにくいとは思いませんでしたが、飛距離が伸びないので、少しづつ細いラインを試して

みる事にします。

また、ラインもナイロンとフロロがあるのでどちらが自分に合っているのかも考えなければいけません。



取りあえず家にあるナイロンラインの2号(8lb)と1.5号(6lb)を巻いてみて投げて見る事にしました。

まずは8lbから巻いてみます。

ナイロンラインは柔らかくて、フロロに比べると、スプールから浮き上がるラインの量が少なくて、投げ

易い印象です。

ラインの伸びについては、巻き取る際にフロロに比べるとやはり感度が落ちる印象があったので、ネット

でみた通りでした。

投げ易さはナイロン、感度的にはフロロといったところでしょうか。

フロロとナイロンは同じlb数なら太さもほぼ同じなので、自分の成長やターゲットに併せて巻き換えし

て今後もデータ収集していこうと思います。


6lbまで落とすと、10lbに比べてかなり細くなった感があり、投げ易い印象です。

特にナイロンラインの6lbは手にしっくりくる感覚で、一番気に入りました。

次にフロロの6lbも試しましたが、やっぱり投げ易さはナイロンに軍配が上がりました。


どこまで細いラインを投げられるかも試してみたくなり、最終的にフロロとナイロンの3lbも投げてみま

した。

流石に細くてキャスト中にパチ切れしないか心配になり、7g以上のルアーは試せませんでした。


ただ、3lbにして一番驚いた事があります。

スピニングリールだと、ラインを細くすればするほど軽いルアーが投げ易くなります。

それが、ベイトリールに細いラインだと、軽いルアーが投げにくくなるのですびっくり!

軽いルアーの飛距離を伸ばしたくて試してみたのですが、逆の結果が出てしまいました。

勿論投げられない事もないのですが、その際はブレーキをキツめに設定しないとバックラッシュ

頻発で、バックラッシュを気にして押さえた投げ方をすると、飛距離が出ないのです。


ここで、ベイトフィネスの定義を思い出しました。

スピニングで、細いラインで軽いルアーを投げて魚が掛かると、細いラインのせいでラインブレイク

してしまい、キャッチできない事があります。

ベイトフィネスは、” スピニングよりも太いラインで、軽いルアーを扱えて、スピニングでは獲れなかっ

た魚を獲ることが出来る ”ようにと言う定義の元に、開発されたという事です。

あまり細いラインだとベイトフィネスの定義から外れてしまい、本末転倒になってしまう事に気付き

ました(^_^ゞ


なので、3g位の軽いルアーを投げるときは4~6lb位のラインで投げて、しっかり魚をキャッチ出来る

ようにする事にしました。


そうはいうものの、3lbで5g~7g位のルアーをキャストするとシュルル~~~と凄い回転音を発しな

がらぶっ飛んで行くのは爽快ですし、オーバーヘッドで投げると、ストレス解消になりますエイサー

これはこれで投げていて楽しいので、やめられそうもないです。

わざと軽いルアーを投げずに、3lbラインでヒヤヒヤフィッシングを楽しむ事も出来そうなので、楽しみ

として続けていこうと思ってます。ベー


ラインは色々投げてみた結果、フロロの6lbが一番汎用性が高いので、これを基準にしてライン選定

を組み立てる事に決めましたシーサーオス

この二週間釣りにも行かずに色々試してみた結果が以上です。

これを元に、来週以降実釣してみたいと思いますニコニコ


・・・・なんか、色々書いてしまい、かなりの分量になってしまいました。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございますm(_ _)m


次回はキャストの種類や投げ方の練習方法、実釣の話について書きたいと思います。

関心をもって読んでくれる方がどれ位いるのかちょっと気になりますが、呼んで頂けたら幸いです。

台風の中心が本島を通過したようです。

これから明日の月曜日午前中まで巻き返しの強風と豪雨になるみたいです沖縄本島雷

明日から新学期のところも多いと思います青しまぞおり

親も休みになったら、一緒に追い込み出来ますかね~。

それではまた一週間勉学や仕事を頑張って、来週の大潮フィッシングに備えましょう。

それではピース


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Posted by ルート at 22:37│Comments(17)ルアー
この記事へのコメント
分かりやすい説明ですね
これで自分がベイトの事聞かれた時は、ルートさんのブログで分かりやすく説明されてるよ!って言えますね(笑)
ベイトタックル使ってると魚釣るより、投げる方が楽しくなりますよね~(^O^☆♪
Posted by でぶG at 2012年08月26日 22:59
初めまして!
初コメ失礼しますm(_ _)m
ベイトタックルの記事楽しく読ませていただいています!
細いラインでのキャストはほとんどやった事が無かったのでとても勉強になりました!
ナイロンライン巻いたり自分もやってみます(^^)
Posted by mikajya at 2012年08月27日 03:40
≫でぶGさんへ

ありがとうございます。

手探りでやっているので、取りあえず自分で理解した

範囲で書いています。

ベイトタックルはキャスティングだけでもめっちゃ楽し

いですね~^^

始めて良かったと本当に思います。

これからもヨロシクお願いしますね~(^^)/
Posted by ルートルート at 2012年08月27日 07:09
≫ mikajyaさんへ


コメントありがとうございます(^^)/

mikajyaさんのブログは以前からずっと読んでます。

ベイトタックルで、タマンやクチナジ、ミキユー等羨

ましい釣果ですね~。

ベイトタックルは始めたばかりですが、とっても楽し

いです。

mikajyaさんのようにウェーディングしてマトフエや

タマン、ミキユーも釣ってみたいです。

ミカトラも以前Leeさんから見せていただきました。

自作とは思えないクオリティの高さでびっくりしま

した。

これからもブログ楽しみにしています。

これを機会に、ヨロシクお願いしますね~(^-^)/
Posted by ルートルート at 2012年08月27日 07:18
ルートさんの記事を読んでいるとすでにベイトタックルでキャスティング出来るような錯覚に陥るくらい解りやすいですね(*´∀`)!!
自分もこれくらいしっかり知識を持って記事が書けたらなと思いました(^^)v
Posted by えびの脱皮 at 2012年08月27日 07:31
≫ えびの脱皮さんへ

そう言って頂けると、素直に嬉しいです(^_^)

ありがとうございます。

何の知識も無い所からのスタートだったので、

これからベイトを始める際の参考になればと

言うところと、自分の記録用って感じです。

今日も台風でバス運行休止ですね~。

ピッチングの練習します(笑)^ ^
Posted by ルートルート at 2012年08月27日 08:24
うーん

ベイトリールって大変なんですね(^^;
スピニングでも絡まらす私にはまだまだ無理っぽいです(笑)

今度キャスティング見せて下さいね~(^^)
Posted by T.T at 2012年08月27日 09:44
≫T.Tさんへ

文章にすると、難しそうですが、実は簡単な

事を長々と書いただけです。

理屈を理解すると、スピニングリールよりも

快適にキャストが出来ます。

スピニングはリール任せで快適に釣りが出来

て、楽しいですね。

ベイトは自分で色々調整が必要なのですが、

それがまた楽しくって、ハマってます。

今度お会いした際に、お見せしますね~(^-^)/
Posted by ルートルート at 2012年08月27日 11:48
ベイトフィネスの利点は
やっぱりスピニングより太いラインで勝負出来るって事に
つきるのかな^^;

アキュラシーうんぬんもあるのでしょうが
もともと僕はへたくそだから
あまり関係無さそうです^^;

ABU1500Cなら使ってみたいかも!?な
今日この頃です(≧∀≦)
Posted by Bトラ at 2012年08月27日 15:25
≫ Bトラさんへ

ベイトフィネスは、スピニングよりも太いラインを

使って、軽いルアーを投げられるって所に特長

があるようです。

ベイトタックルのキャスティングは楽しくて、投げ

ているだけで夢中になってしまいます。

土曜日にルアーを装着して投げてみたのですが、

キャスト自体が面白くて、急いでルアーを回収して

はまた投げるという状況で、休みながら6時間程夢

中でキャストしてました。

それでも何度かバイトありましたが、気にせず高速

で回収してキャストしてました。

ついでに、苦手だった、ワンハンドキャストまで習得

できて、一石二鳥のベイトタックルですね~(^-^)
Posted by ルートルート at 2012年08月27日 16:52
かなりハマってますね~♪(^^)

今度一緒に釣行するとき、ビシバシピンポイントキャスト披露して下さいね(^^) 

記事見てるだけで楽しさが伝わってきますよ~(^^)
Posted by びっちゅう at 2012年08月27日 20:39
70メートルでも、ルートさんだったら浮かないかも(笑

早く、SARAPOPを木の下に放り込みましょうよ~
Posted by アド屋アド屋 at 2012年08月27日 21:33
≫びっちゅう さんへ

はい♪かなりハマってます(笑)

昨日今日と台風だったので、ずっと家の中で、

ピッチングの練習して、肩が重くなってます(^^;

釣りよりもキャスティング自体が面白いなんて、

ちょっと自分でも意外な展開になってます。

また台風14号が接近していますね~。

雨が降らなければ、明日も練習したいです。

このままだと釣りしなくなりそうで、ちょっと自分

の事ながら、心配になってきてます(^_^ゞ
Posted by ルート at 2012年08月27日 22:22
≫アド屋さんへ

台風は思ったほど風が弱くて助かりました。

勿論私は浮かないでしょうね~。

ベイトのキャスティング練習は楽しいですが、

まだそこまでのレベルには至っていません。

スキッピングとかそのうち練習してみたいです。

今は、真っ直ぐ飛ばす事と、狙った所に落とす

練習で精一杯です(^-^)/
Posted by ルート at 2012年08月27日 22:26
めちゃくちゃ分かりやすく解説してますね~(^^)
やはり、フイネスだと渓流系河川がメインフィールドになりそうですね。
ジャンピングフック(笑)期待していますヽ(^o^)丿
Posted by Lee@AK47 at 2012年08月29日 12:43
≫Lee@AK47さんへ

本日初めてフロロ6lbを巻いて、河川でキャストして来ました。

やっぱり、家の前の道路で投げるのとは違って、ワクワクし

ますね~。

魚を掛けるのは二の次三の次で、キャストに夢中になって

しまい、魚が来ても高速回収してました。

津堅島TRIPで頂いたSARA45をブッシュに投げ込んでしま

い、顔面蒼白になりました。

何とかラインを引っ張って回収できました。

フロロの伸びを上手く利用して、草の根っこごと引き抜いて

どうにかロストせずに済みましたf^_^;)

フロロ6lbの強度は侮れないですね~。

諦めて、夜中の11頃、ヘッドランプ持って、回収に来ようと

思ってました(笑)(^_^)
Posted by ルート at 2012年08月29日 22:47
こんにちは、上原です。
時間差で今、ルートさんと同じ道を通っているので、この記事は大変参考になりました。
ありがとうございました♪
Posted by UEHARA at 2015年03月17日 09:44
 
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