ベイトタックルキャスティング ~プラクティス編

ルート

2012年08月26日 22:37

いよいよ夜半過ぎから台風本格的に接近しますね~

瞬間最大風速70mって・・・・・・もしかして人も浮くのではないでしょうか。

なんとか無事に乗り切りたいものですね~。


本日二回目のアップです(^_^ゞ

ずっと家にいて、ご飯ばかり食べています


今回は先週からハマっているベイトタックルのキャスティングの練習について書き

たいと思います。


最近は仕事が終わり、自由な時間があると釣りに行かずに自宅に戻り、家の前で

ベイトタックルをキャストする日々を送ってます。

気が付くと先週一度も魚釣りに出掛けてません(^^;)

本末転倒ですが、それ位ベイトロッドのキャスティングは奥が深く楽しいのです(^_^)


先週寄宮で アブガルシア アンバサダー REVO LT-LH を購入。

ロッドは海ランドで スミス Bエリアファン を購入しました。


やっとタックルが揃ったので、ほぼ毎日キャストの練習と、私のキャストスタイル

と相性の良いラインの選択をやっています。

REVO LTを購入した際に、フロロの10lbラインを巻いて貰ってあったので、まずは

バックラッシュさせずに投げる練習から始めました。


まずキャストする前に、投げたいルアーを付けて、ラインを開放した際にゆっくり

とルアーが落ちてくるように、メカニカルブレーキを調整します。

併せてマグネットブレーキも調整が必要ですが、キャストしないと調整が出来ない

ので、取りあえずMAXに効くようにして少しづつ弱めていって、ベストな効き具合

を投げながら調整していきます。


ベイトとスピニングの投げ方の違いについてですが、ベイトリールは、スピニングの

ように腕の振りで振り抜いてキャストスピードをつける投げ方をすると、バックラッシュ

します。


ベイトリールは、キャストした際にルアーがラインを引っ張っていくライン放出の速度

と、スプールの回転速度がイコールではありません。


そこがスプールが回転しないスピニングとの大きな違いであり、ベイトを投げる際の

一番最初に理解して、克服しないといけない壁になります。


ルアーをキャストすると、ルアーに引っ張られてラインが放出され、それと併せてス

プールも回転を始めます。


そこはルアーのキャストの後、引っ張られる形でライン放出とスプールが回転するの

で問題はありません。


しかしキャストされたルアーは、ずっと同じ速度で飛び続けるのではなく、空気の抵抗

やルアーに結ばれたラインを引っ張り続ける事で受ける抵抗、また風等により、段々

失速していって、最終的に水面に落下します。


その際、ルアーの失速によりラインを引っ張る力が落ちてくるので、ラインの放出量も落

ちてきます。

しかし、スプールは空気抵抗やラインを引っ張る力等の抵抗を受けないので、スプールの

回転数はルアーの失速の速度とリンクせず、キャストしている途中でルアーが引き出す

ラインの量よりもスプールの回転により放出されるラインの量が多くなってしまい、スプール

にきっちり巻かれていたラインが放出されずに溜まってしまいます。


これがバックラッシュの原因となります。

最初はこれが理解できずに、スピニングと同じように初速を上げれば飛距離が出ると思って

ました。(^_^ゞ

しかし、そういった投げ方をしてしまうと勢いが付き過ぎて、スプールの回転を思いっきり上

げてしまい、ルアーの失速するスピードとスプールの回転速度に大きな差がすぐに出てしま

い、結果バックラッシュとなります



それを防ぐには、腕の力で投げて初速を上げるのではなく、ロッドのしなりと反発力を利用し、

慣性を利用して投げるようにします。

すると、ルアーの放出速度とスプールの回転速度の差が小さくなり、コントロールし易くなり

ます。


それに気付けば、第一関門突破です(^^)/

ロッドのしなり具合を掴めたら、手首の返し(スナップ)を効かせると、更に飛距離が伸びます。

ただ、劇的に伸びる訳ではなく、ブレも生じ易いので、最初はロッドのしなりのみを利用して、

自分の正面に真っ直ぐルアーが飛ぶように練習を始めた方がいいと感じました。


次はキャストする際に、ロッドのしなりを感じて、ラインを抑えている親指を離して、ラインを放出

するタイミングを掴む練習を重ねます。

そのタイミングを掴めたら、何度もキャストしてマグネットブレーキやメカニカルブレーキを弱めたり

強めたりして、自分のキャストスピードと、スプールの回転速度が上手く親指で調整出来るように

していきます。


書くとこれだけですが、実際キャストするとリールのフィーリングに慣れるまでは、自分の感覚が付

いて行かずに何度もバックラッシュの壁にぶつかります。


バックラッシュした際のラインの直し方ですが、スプールをフリーにした状態で、ゆっくりラインを引き

出して行きます。

その際にライン同士が絡まって、出てこない事が多々あります

その際はチョット強めに引っ張ってみます。

深刻なバックラッシュでなければ、ラインはちょっと引っ掛かった後、また引き出せるようになります。

それでも引き出せず、ラインがごっそり絡んでいる場合は、スプールの中で絡んでいるラインをスプ

ールの外に引き出します。

何度かラインをスプールから引き出したり、レベルワインダーから引っ張ったりしているうちにほつれ

が直り、また引っ張り出せるようになります。

何度も根気よく引っ張りある程度ラインを出したら、親指でラインを抑えてラインを勢い良くレベルワイ

ンダーから引っ張り出します。

親指に引っ掛かりが感じられなくなり、スムーズにラインが出るまではラインを出します。

その後はテンションを掛けながら巻き取っていきます。

これでバックラッシュはほぼ解消できます。

スプールにテンションが掛からずに巻き込まれたラインが残っていた場合、キャスト時にがっつりライン

が絡まってしまい、切るしかなくなる場合もあるので、ラインテンションは気をつけなければいけません。


これを踏まえてキャスト練習に励むと、ほぼラインを失わずに練習が出来ます。

慣れてくると、キャストしたルアーが引っ張るラインの放出量と、スプールから出て行こうとするライン

の量に差が生じて来て、スプールが空回りしてラインが膨らんで来るのが、軽く当てている親指の腹

に伝わって来ます。


そこでゆっくり親指をスプールに当てて(サミング)いき、スプールの回転スピードを調整します。

ルアーが着水する寸前に親指でスプールを押さえて、ラインの放出を止めます。

これにより糸フケが出ないので、ラインメンディングせずに、すぐルアーを操作する事が出来ます。

これもベイトリールのメリットです


何度もキャストしていると、段々コツが掴めて来て、バックラッシュする予兆(ラインが膨らんで、

スプールから浮いてくる感覚)が掴めてくるようになります。

ラインが膨らんで来たら、サミングでスプールの回転量を落として、ルアーの飛行速度に合わ

せていくとラインの膨らみが無くなり、バックラッシュせずに着水させる事が出来ます。

慣れてくると、サミングもじわっと効かせたり、ゆっくり押し当ててラインの膨らみを調整したり

出来るようになってきました。


ある程度キャストに慣れてきたら、次にラインの選定です。

最初に巻いたのはフロロの10lbでした。

特にこれで投げにくいとは思いませんでしたが、飛距離が伸びないので、少しづつ細いラインを試して

みる事にします。

また、ラインもナイロンとフロロがあるのでどちらが自分に合っているのかも考えなければいけません。



取りあえず家にあるナイロンラインの2号(8lb)と1.5号(6lb)を巻いてみて投げて見る事にしました。

まずは8lbから巻いてみます。

ナイロンラインは柔らかくて、フロロに比べると、スプールから浮き上がるラインの量が少なくて、投げ

易い印象です。

ラインの伸びについては、巻き取る際にフロロに比べるとやはり感度が落ちる印象があったので、ネット

でみた通りでした。

投げ易さはナイロン、感度的にはフロロといったところでしょうか。

フロロとナイロンは同じlb数なら太さもほぼ同じなので、自分の成長やターゲットに併せて巻き換えし

て今後もデータ収集していこうと思います。


6lbまで落とすと、10lbに比べてかなり細くなった感があり、投げ易い印象です。

特にナイロンラインの6lbは手にしっくりくる感覚で、一番気に入りました。

次にフロロの6lbも試しましたが、やっぱり投げ易さはナイロンに軍配が上がりました。


どこまで細いラインを投げられるかも試してみたくなり、最終的にフロロとナイロンの3lbも投げてみま

した。

流石に細くてキャスト中にパチ切れしないか心配になり、7g以上のルアーは試せませんでした。


ただ、3lbにして一番驚いた事があります。

スピニングリールだと、ラインを細くすればするほど軽いルアーが投げ易くなります。

それが、ベイトリールに細いラインだと、軽いルアーが投げにくくなるのです

軽いルアーの飛距離を伸ばしたくて試してみたのですが、逆の結果が出てしまいました。

勿論投げられない事もないのですが、その際はブレーキをキツめに設定しないとバックラッシュ

頻発で、バックラッシュを気にして押さえた投げ方をすると、飛距離が出ないのです。


ここで、ベイトフィネスの定義を思い出しました。

スピニングで、細いラインで軽いルアーを投げて魚が掛かると、細いラインのせいでラインブレイク

してしまい、キャッチできない事があります。

ベイトフィネスは、” スピニングよりも太いラインで、軽いルアーを扱えて、スピニングでは獲れなかっ

た魚を獲ることが出来る ”ようにと言う定義の元に、開発されたという事です。

あまり細いラインだとベイトフィネスの定義から外れてしまい、本末転倒になってしまう事に気付き

ました(^_^ゞ


なので、3g位の軽いルアーを投げるときは4~6lb位のラインで投げて、しっかり魚をキャッチ出来る

ようにする事にしました。


そうはいうものの、3lbで5g~7g位のルアーをキャストするとシュルル~~~と凄い回転音を発しな

がらぶっ飛んで行くのは爽快ですし、オーバーヘッドで投げると、ストレス解消になります

これはこれで投げていて楽しいので、やめられそうもないです。

わざと軽いルアーを投げずに、3lbラインでヒヤヒヤフィッシングを楽しむ事も出来そうなので、楽しみ

として続けていこうと思ってます。


ラインは色々投げてみた結果、フロロの6lbが一番汎用性が高いので、これを基準にしてライン選定

を組み立てる事に決めました

この二週間釣りにも行かずに色々試してみた結果が以上です。

これを元に、来週以降実釣してみたいと思います


・・・・なんか、色々書いてしまい、かなりの分量になってしまいました。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございますm(_ _)m


次回はキャストの種類や投げ方の練習方法、実釣の話について書きたいと思います。

関心をもって読んでくれる方がどれ位いるのかちょっと気になりますが、呼んで頂けたら幸いです。

台風の中心が本島を通過したようです。

これから明日の月曜日午前中まで巻き返しの強風と豪雨になるみたいです

明日から新学期のところも多いと思います

親も休みになったら、一緒に追い込み出来ますかね~。

それではまた一週間勉学や仕事を頑張って、来週の大潮フィッシングに備えましょう。

それでは

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